三重県松阪市の外壁及び付帯部塗装、シーリング打ち替え工事の施工事例を掲載しています。
外壁にはシリコン樹脂ラジカル塗料を使用し、濃淡をつけた2色塗りでデザイン性を高めました。
ページ下部では、今回使用した塗料の製品情報をまとめてあります。事例と併せて参考にしてください。
戸建て住宅|外壁ラジカル塗装・付帯部シリコン塗装
施工前
外壁塗膜の退色・コケ汚染・チョーキングが顕著で、目地(ジョイント)シーリングの劣化も目立ちます。
施工後
外壁は高耐久でコスパの高いラジカル塗装で濃淡をつけた2色塗りのデザインで仕上げました。
施工データ
塗料メーカー | エスケー化研(株) |
---|---|
使用塗料 | |
塗料名称 | 超耐候形水性ハイブリッドシリコン樹脂塗料 |
期待耐用年数 | 14~16年 |
施工箇所 | 外壁、軒天、雨樋、鉄部 他 |
色調 | 外壁:SR-111、SR-423 鉄部:ブラック |
施工メモ | クラック補修サービス施工! |
施工前の状況
外壁のチョーキング現象です。外壁を軽くこすっただけで、指にチョークの様な粉がつきます。
幕板部分の塗膜剥離が顕著な状態で、目地のシーリングの劣化はひび割れが発生しています。
軒天はカビの発生・旧塗膜の膨れなどが見られますが、塗装で十分強度は保てます。
北面の外壁には、コケ・藻の汚染が見られます。この程度の汚染は、高圧洗浄で問題なく除去できます。
施工中の状況
足場工事
作業用の仮設足場を設置後、飛散防止用のメッシュシートを張ります。足場の設置工事は通常1日間で終了します。
高圧洗浄
エンジン式の高圧洗浄機を使用して、劣化した旧塗膜やコケなどの汚染を丁寧に洗い流していきます。
高圧洗浄は、塗装範囲以外のサッシや基礎なども含め建物全体を洗浄します。
エンジン式の高圧洗浄機は高い洗浄力がありますが、作業中は若干の騒音が発生します。
シーリング工事
塗装工程の前に、外壁目地のシーリングを撤去し新規に打ち替えを行います。
塗装前にシーリングを打ち替えるので、塗膜で保護されるシーリング材は長期間劣化しません。
シーリング材は、ブリード現象という塗膜汚染の起こらないノンブリード(NB)タイプを使用します。
シーリングのブリード現象について
ブリード現象とは、シーリング材に含まれる可塑剤(かそざい)が塗料と反応して引き起こす粘着汚染です。
画像内の黒ずんだラインは、ノンブリードでないシーリングに塗装した際のブリード現象の汚染例です。
ブリード現象は、早い時期では塗装後1~2年後に発生することが多く、建物の美観を大きく損ねてしまいます。
ノンブリードシーリングを使用すればブリード汚染は発生しませんが知識の乏しい業者が安価なシーリング材で施工するとこのような汚染が発生します。
外壁塗装
外壁下塗り塗装施工中です。下塗り塗装は、外壁下地の吸い込み防止と仕上げ塗料の付着性向上のために行います。
下塗り塗装乾燥後、中塗り塗装を行います。通常の工程は1日1工程ですので、中塗りは下塗りの翌日に行います。
中塗り塗装の翌日に上塗り塗装を行います。1日1工程で3層の塗膜が完成し耐久性が向上します。
外壁の劣化が顕著なので、サーフェーサーという厚膜タイプの下地調整塗材で下塗りを行います。
1階と2階は色変え塗装です。使用塗料は、コスパ抜群・高耐久のラジカル塗料です。
通常の工程では、外壁の塗装を先に仕上げてから付帯部の塗装工程へと進みます。
付帯部塗装
出窓上部は金属製なので、さび止め塗料を下塗り後シリコン塗装2回塗りで仕上げます。
シャッターボックスも3度塗りで仕上げます。劣化の軽度な付帯部なら、2回塗りで仕上げることも可能です。
水切り板金の塗装中です。こちらの物件は鉄部塗装はすべて3回塗りでの施工です。
幕板は外壁と色調が異なるので、付帯部の塗装と同じ工程で仕上げていきます。
鼻隠しの塗装も3回塗りです。狭い隙間を刷毛で塗装した後、平面はローラーで塗装していきます。
ガス管の金具もさび止めを含め3回塗りです。このような細部の塗装は無料でサービス施工させていただきます。
施工完了
製品情報
今回の工事で使用した塗料の種類をまとめてあります。
シーリング材
目地の打ち替えに使用
さび止め塗料
鉄部の下塗りに使用
下塗り塗料
外壁の下塗りに使用
シリコン塗料
付帯部の仕上げ塗りに使用
ラジカル塗料
外壁の仕上げ塗りに使用
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