日本瓦の塗装

日本家屋の屋根瓦の塗装塗り替えの施工例

日本瓦とは

日本瓦とは、材料に自然素材の粘土を使用し専用の窯で焼き上げた瓦のことです。
通常、三種類に分類されていて、釉薬(ゆうやく)瓦・無釉薬(いぶし)瓦・素焼き瓦の三種類があります。

日本瓦の種類と特徴 

釉薬瓦(陶器瓦)

釉薬瓦・陶器瓦単体の写真

カラーバリエーションに優れ、窯入れ前の釉薬塗布による色合いと光沢が特徴。 一般住宅で最も多く使用される瓦。

いぶし瓦

いぶし瓦単体の写真

釉薬を使用せず、窯で焼き上げたのち高温で蒸し焼きする際に、炭素ガスを密着させることで<いぶし銀>に仕上がる。

素焼き瓦

素焼き瓦単体の写真

日本では沖縄地方でよく見られる瓦。
通称<赤やね>と呼ばれる。 釉薬、炭素ガスを使用しない素焼き。


日本瓦の特徴

◆日本瓦の強度◆
高温の熱で焼かれているため変形しない。へこまない。
◆日本瓦の耐用年数◆
・釉薬瓦(陶器瓦)は50年以上。
・いぶし瓦は40年から50年。
・素焼き瓦は40年から50年。
◆日本瓦の断熱性◆
自然素材である粘土が原料のため、夏は涼しく、冬は暖かい。

日本瓦の塗装の必要性

通常、塗装は必要ありません

日本瓦は耐久性に優れているうえ、製造時に塗装をかけて仕上げていないので塗装は必要ないとされています。

顔に手を当てて不思議そうにしている夫婦のイラスト

日本瓦は劣化しないの?

メンテナンスは必要ないの!

耐久性に優れ塗装の必要のないとされている日本瓦ですが、もちろん永久に使用することはできません。
経年劣化よるひび割れや破損、瓦のズレに対しては瓦の差し替えが必要ですし、コケの繁殖による美観性の低下、そのほか漆喰部分の修繕・詰め替えなど、正常に維持していくためのメンテナンスはやはり必要です。

部分的な修繕で維持できなくなってしまった場合は、瓦の葺き替え工事をすることになります。(非常に高額)
日本瓦に塗装は必要ないと書いたように、塗装業界でも過去には<日本瓦は塗装できない><塗装する必要がない>というのが常識でしたが、いずれは劣化してしまう日本瓦を保護するための、専用塗料が近年注目を集めています。

日本瓦の専用塗料

新いぶしコート塗装料金
メーカー標準仕様 2400円/㎡
高圧洗浄料金
高圧洗浄機 110円/㎡

マイルドいぶし塗装料金
メーカー標準仕様 2200円/㎡
高圧洗浄料金
高圧洗浄機 110円/㎡

日本瓦の葺き替え費用目安

日本瓦から再度日本瓦に葺き替える場合には、工事費用が非常に高額になるため近年主流になっているのは、軽量で耐久性の高い薄型スレート瓦(コロニアル瓦)やガルバリウム鋼板への葺き替えです。
どのタイプの瓦に葺き替える場合も、瓦の撤去費用、処分費を含めるとやはり高額になります。

※瓦の撤去費用だけでも約30万円ほどかかります。

日本瓦から薄型スレート 100万円~130万円
日本瓦からガルバリウム鋼板 110万円~140万円
日本瓦から日本瓦 150万円以上

※価格は屋根面積100平方メートル目安の施工調査価格です。

まとめ|日本瓦の塗装

日本瓦は自然素材を原料とした耐久性の高い建材ですがメンテナンスフリーではありません。
劣化が顕著になる前に、葺き替えまたは塗装によるメンテナンスを行うことで建物の長寿命化が期待できます。

瓦葺き替え工事のメリット

非常に高額とはいえ瓦の葺き替え工事を行えば、新築時同様の耐久性と美観を確保することができますので、高額な費用に見合ったメリットがあります。
とくに雨漏りなどが発生している場合には、塗装のみで雨漏りを改善することはできませんので思い切って瓦葺き替え工事をおこなった方が安心確実です。

瓦塗装工事のメリット

塗装工事のメリットはやはり工事の価格帯です。
塗料の耐用年数(約10年)に応じて再工事が必要となりますが、雨漏りなど大きな問題がなければ、瓦の耐久と美観を比較的安価で向上させることができます。

一般的な戸建て住宅(瓦面積100㎡程度)なら葺き替え工事の際の瓦の撤去費用(約30万円)だけで塗装できます。
※足場設置が必要な場合は別途費用が掛かります。

「瓦の老朽が気になるけど予算がなあ」「手頃な費用で修繕できないかしら?」とお考えなら塗装でのメンテナンスがおすすめです。

向き合って微笑んでいる夫婦のイラスト

日本瓦も塗装できるんだね?

メンテナンスが必要なのね!