津市A様邸｜簡易防水・外壁塗装施工事例

施工前

ひび割れ補修は塗料の密着しないシリコーンシーラントなので撤去が必要です。塗膜の劣化も顕著です。

施工後

防水用のトップコートで簡易防水塗装を施工しました。耐久性は屋根用シリコン塗料と同等の年数です。

既存床面の黒く見えるラインは塗料が密着しないシリコーンシーラントによる補修部位です。

平屋住居屋根は近年塗装済みとのことです。今回のご依頼は2階建て屋上床面と外壁塗装がメインの工事です。

外壁の状態はチョーキングは発生しておらず経年による汚染とひび割れが数か所に見られます。

1階建て住居の付帯部は施主様がDIYで塗装を行っていらっしゃるので著しい劣化は見られません。

工事初日は作業用仮設足場の設置を行います。今回は2階建て住居のみ足場を設置します。

仮設足場と飛散防止ネットの設置完了です。戸建て住宅の場合、足場工事は通常1日間で終了します。

平屋の建物でも足場を設置する業者もありますが、施工費軽減のため当店では脚立と足場板で施工します。

高水圧型のエンジン式洗浄機を使用してシリコーンシーラントと劣化した塗膜を除去します。

既存のシリコーンシーラントを完全に撤去するのは困難ですが、洗浄機でできる限り撤去しておきます。

シリコーンシーラント表層は撤去できましたが、残った油分が塗料を弾くので専用処理剤を塗布して付着させます。

高圧洗浄水が乾燥後（翌日以降）シリコーンシーラント専用下地処理剤を塗布します。

ペインター20をシリコーンシーラントに塗布することによって通常付着しない塗料を付着させることができます。

ペインター20は速乾性ですので、処理剤塗布同日にシーリング補修を行います。

シーリング充てん後は、速やかに仕上げ用のヘラで均して仕上げます。

シーリング補修はブリード現象の起こらないノンブリードシーリングで施工します。

▼ブリード現象の詳細は以下から▼

シーリング材が硬化したら塗料の付着性を向上させるためシーラーという下塗り塗料を全面に塗布します。

下塗り塗料が完全に乾燥したら中塗り塗装を行います。ローラーで塗装しにくい部分を刷毛で先行塗りします。

刷毛先行塗りが終わったら広い面はローラーで塗装します。下塗り面が透けないように規定量を塗布します。

中塗り後の状況です。この時点で下塗り・中塗り2層の塗膜が形成されています。翌日に上塗りを行います。

上塗り塗装も中塗りと同じくローラーで塗りにくい範囲を刷毛で先行塗りしていきます。

中塗りと上塗りを同じ塗料で塗り重ねることによって、防水性・耐候性・美観性が向上します。

上塗り塗装後の状況です。3層の塗膜が出来上がっているので防水機能は屋根塗料と同等年数維持できます。

屋上付帯部笠木板金の中塗り塗装中です。付帯部は2液硬化型のシリコン塗装仕上げです。

仕上がった床の移動を最小限にするため笠木板金は床面の中塗りが終了した時点で仕上げておきます。

外壁の高圧洗浄施工中です。高水圧で劣化塗膜や苔・水垢などの汚染を丁寧に除去していきます。

外壁の下塗り塗装中です。サッシ周りなどローラー塗装しにくいところを刷毛で先行塗りしておきます。

刷毛の先行塗りを行いながら平面はローラーを使って塗装していきます。

下塗りが完全に乾いたら中塗りを行います。通常は下塗りの翌日に中塗り塗装を行います。

上塗りと中塗りは同じ塗料を重ね塗りして仕上げます。下塗りを含めた3工程で3層の塗膜が完成します。

付帯部の多くを施主様がDIY塗装しておられますが出入口周辺の付帯部はサービスで塗装させていただきました。