外壁塗装の施工事例~三重県津市

三重県津市内で行った土蔵の外壁塗装塗り替え工事の施工状況と施工データ(使用塗料、参考価格)を掲載しています。

外壁には、トタン板と木製鎧板が使用されており、どちらも劣化が進行していますが、今回はトタン外壁のみ塗り替え依頼です。

一部漆喰外壁など、低い箇所の補修は施主様ご自身で施工されており、下部木製鎧壁に関しては施主様ご自身での塗装を検討されているとのことです。

土蔵(どぞう)外壁の塗装

🏠 施工前

土蔵(どぞう)外壁の塗装工事前の風景

今回の塗装物件は土蔵(どぞう)の外壁(上部)ですが、外壁はトタン板と木製鎧壁という組み合わせです。(一部漆喰壁)

トタン部の劣化が著しく、塗装(塗膜)は、ほぼ全面が剥がれ落ちている状態です。

🏠 施工後

土蔵(土蔵)外壁塗装完了後の風景

外壁の塗装がほとんど剥がれている状態で、錆の発生が若干見られたので、将来への耐久性を確保するため、下塗りにエポキシ系さび止め塗料を塗布後、仕上げ塗りは2液型油性シリコン塗料2回塗りとしました。


施工データ

塗料メーカー エスケー化研
使用塗料 サビカット   クリーンマイルドシリコン
塗料名称 超低汚染・超耐久性NAD型特殊アクリルシリコン樹脂塗料
期待耐用年数  12~15年
施工箇所 外壁(平トタン部)
色調 外壁 N93(日塗工カタログ)
施工価格 11万円4千円
類似物件参考価格 11万円~13万円

施工前の状況

土蔵(どぞう)外壁のトタンに錆が発生している状況

こちらの外壁に使用されているトタンは、錆が発生しにくい亜鉛メッキですので、錆の発生個所はわずかです。

逆に亜鉛メッキの上は塗料の密着性が低いので、前回の塗装はほぼ剥がれ落ちている状況です。

土蔵下屋根の瓦が割れ落ちている状況

下屋根先端部の瓦が割れ落ちています。

画像ではわかりにくいですが、雨水が入らないように施主様の方でトタン板を挿しこんで補修されています。

昔の屋根瓦は、近年の瓦よりサイズが小さく現在新しいものを購入(挿し換え)するのは困難なのでシーリング補修で強化します。


足場の設置

簡易足場

土蔵外壁塗装のための足場設置状況

こちらの建物では、9尺の脚立に延長器具(脚立用ストッパー)を取り付け、足場板を通して簡易足場を設置します。

今回の様に簡易足場で工事が可能な場合は、足場業者に依頼せず当店側で足場を用意できるので足場工事の費用は掛かりません。

こちらの工事代金総額は税込み122,000円ですが、足場業者に依頼した場合、塗装費用と同額程度の費用が掛かってしまい工事費用が高額になってしまいます。

今回は、建物周囲に十分なスペースがありましたので、簡易足場での工事を提案させていただきました。


施工中の状況

ケレン作業

トタン外壁の旧塗膜をケレン作業で落としている様子

建物の構造上、高圧洗浄を行うと内部へ水が入り込む可能性が高いので、ケレン作業で旧塗膜を撤去していきます。

土蔵外壁のケレン作業風景

今回の様に旧塗膜がほぼ剥がれ落ちている場合、残りの塗膜は高圧洗浄機を使用しなくてもケレン作業で落とし切ることができます。


トタン外壁のケレン作業が完了した状況。

旧塗膜を撤去するためのケレン作業が完了しました。

金ベラとケレン用のマジックロンを使って、ほぼすべての塗膜を撤去しています。

次に錆の発生を予防するための錆止め塗料を塗布していきます。


下塗り

ロックペイントの錆止め塗料サビカットの画像

錆止め塗料は密着性に優れたエポキシ樹脂塗料サビカットを選択しています。

エポキシ樹脂は、劣化した下地との密着性に優れ、仕上げ塗料との密着性も良好な塗料です。

外壁色の施主様のご要望は白色仕上げですので、錆止め塗料はライトグレーを使用します。


トタン外壁に刷毛で錆止め塗料を塗布している様子

非塗装部を汚さない様、隅の部分は刷毛で塗装していきます。

トタン外壁にローラーで錆止め塗料を塗布している様子

刷毛の先行塗りが終わったら、広い部分はローラーを使って塗装していきます。


トタン外壁の錆止め塗装が完了した様子。

錆止め塗装が完了した様子です。

速乾性の錆止め塗料を使用していますが、重ね塗り(上塗り)は後日行います。


中塗り、上塗り

2液型シリコン樹脂塗料クリーンマイルドシリコンの画像

今回の仕上げ塗料には、主剤と硬化剤を混ぜて使用する2液硬化型油性塗料クリーンマイルドシリコンを選択しています。


施主様の外壁色のご希望は白色でしたが、クリーンマイルドシリコン(SK化研)の標準色に白色がないため、日塗工(日本塗料工業会)標準色の中から白色を選択しました。

今回の様に塗料メーカーで用意されている標準色以外の調色は、別途調色代金がかかります。今回の白色(KN93)では、一斗缶1本に対して1600円の調色代金となります。

SK化研の塗料カタログの画像
日本塗料工業会の標準色カタログの画像

トタン外壁に刷毛で中塗り塗装をしている様子

錆止め塗装が乾燥後に刷毛で中塗り塗装をしている様子です。

トタン外壁の中塗リ刷毛塗装が完了した画像

塗装部位以外を汚さないように、隅部は刷毛で塗装していきます。


トタン外壁にローラーで中塗り塗装を行っている様子

隅部を刷毛で塗装したのち、ローラーを使って広い面を塗装している様子です。

トタン外壁の中塗り塗装が完了した土蔵の画像

外壁の中塗り塗装が完了した様子です。

後日、仕上げの上塗り塗装を行っていきます。


トタン外壁に刷毛で上塗り塗装を行っている様子

刷毛を使って隅部の上塗り塗装を行っている様子です。

通常は中塗り塗装と上塗り塗装は同じ塗料を重ね塗りして、十分な塗膜を確保します。

フッ素塗料など、中塗り塗料と上塗り塗料がそれぞれ分かれるタイプもありますが、こちらのシリコン塗料は同じ塗料を重ね塗りするタイプです。

トタン外壁にローラーで上塗り塗装を行っている様子

隅部を刷毛で塗装後、ローラーを使って最終仕上げを行っている様子です。

同じ色を塗り重ねる際、中塗りと上塗りの境目がわかりにくいと思われるかもしれませんが、実際の作業時は艶の加減や乾燥後と乾燥前の若干の色の違いがありますので、塗り忘れが起こることはありません。


トタン外壁の上塗り塗装完了後の画像

上塗り塗装が完了したトタン外壁です。

全行程3回塗りで十分な塗膜が確保できました。

上塗り塗装後の土蔵の外壁画像

今回使用した塗料は、油性タイプの2液硬化型シリコン塗料です。

汚れの付きにくい超低汚染タイプで、防コケ・防藻性も兼ね備えていますので、美しい外観を長期間維持できます。


瓦の補修

土蔵下屋根の瓦が割れている様子

下屋根先端部の瓦が経年劣化で割れ落ちてしまっていたので、今回は屋根用のシーリング材で補修しておきます。

土蔵下屋根の割れていた瓦をシーリングで補修した後の様子

屋根用シーリングで補修後の様子です。

瓦色に近い銀黒色の瓦止めボンドで補修しておきました。


こちらの建物に使用されている瓦は、現在製造されていないサイズです。現在主流の瓦を購入し、大きさを合わせるなどの加工を施すという選択もありますが、破損個所が屋根先端部で水の侵入のリスクが少ないと判断し今回はシーリング補修としました。

また、部分的な修復であれ瓦業者に工事を依頼すると、相応の工事費用が掛かってしまいます。見た目はよくありませんが防水機能の面では何ら問題はありません。

もちろん施主様と相談した結果、シーリング補修という選択です。以前に施主様ご自身で補修されていたトタン板の上から、さらに屋根用シーリングでしっかり補修していますので、この先雨水の侵入が起こることはありません。

土蔵下屋根の割れている瓦の先端部

瓦の下にトタン板を幅広く挿し込み、丁寧に補修されていますが、この状態では重なり部分の瓦がずれ落ちる可能性もあります。

土蔵下屋根先端部の割れている瓦のシーリング補修後の画像

破損部の隙間を埋めるだけでなく、周囲の瓦と接着しておいたので、瓦単体でずれ落ちる心配もなくなりました。



施工完了

土蔵のトタン外壁塗り替え工事完了後の風景
土蔵のトタン外壁塗り替え工事の完了風景

今回の外壁塗装は、タウンページ広告を拝見された施主様からのご依頼でした。他複数業者での合い見積もりの中から当店を選んでいただきありがとうございました。

今回の工事は、当店側で簡易足場を提案したことで足場工事費用を削減することができました。さらに、当店は自社責任施工の直営システムですので、中間マージンなど不必要な出費は一切かかりません。

工事保証体制も自社による無償再工事保証をお付けしていますので、将来への安心もお約束できます。


今回使用した材料・塗料一覧~製品情報

今回の工事で使用した材料(塗料)の種類と用途をまとめてあります。

製品情報(WEBカタログ)をご覧になる場合は、画像下のリンクボタンからご覧ください。

瓦補修材

日本瓦の破損部補修に使用。

瓦止めボンドの画像

さび止め塗料

トタン外壁の下塗りに使用。

錆止め塗料サビカットのカタログの画像

シリコン塗料(外壁仕上げ)

トタン外壁の仕上げ塗りに使用。

クリーンマイルドシリコンのカタログ画像