外壁塗装の施工事例~三重県津市

三重県津市内の外壁塗装と、付帯部塗装の施工事例を掲載しています。

仮設足場設置から塗装工事施工完了までの流れを、実際の施工画像で解説しています。

ページ下部には、今回使用した材料(塗料)一覧と製品情報をまとめてあります。

 

戸建て住宅の外壁塗装と付帯部塗装

🏠 施工前

三重県津市:外壁塗装施工前の戸建て住宅
外壁塗装施工前の住宅1階の外壁

母屋の外壁は、前回の塗装から約15年以上経過しているとのことで、クラック(ひび割れ)、旧塗膜の浮き・剥離が確認できます。
施工前の建物1階西面の状況は、旧塗膜の色あせとチョーキングが顕著な状況です。

🏠 施工後

三重県津市:外壁塗装施工後の戸建て住宅
外壁塗装施工後の住宅1階の外壁

外壁は、水性ラジカル塗料を使用し、付帯部には2液硬化型のシリコン塗料を使用して高耐久仕上げとしています。施主様のご要望で、外壁にはアイボリー系の色調を選択しています。


施工データ

塗料メーカー エスケー化研
使用塗料

エスケープレミアムシリコン

クリーンマイルドシリコン  

塗料名称 超耐候形水性ハイブリッドシリコン樹脂塗料
期待耐用年数 14~16年
施工箇所 外壁、軒天、雨樋、雨戸、木部、他
色調 外壁 SR-111   付帯部 15-20B
施工価格 85万5千円
類似物件参考価格 80万円~90万円

施工前の状況

住宅外壁のクラックと塗膜剥離

外壁のクラックと塗膜剥離が確認できます。建物内への水の侵入はないとのことですが、塗装前のシーリングと下地調整材での補修は必須です。

住宅付帯部の小庇と雨戸

軒天モルタル部のクラック、小庇木部、雨戸など、付帯部全体の劣化も顕著です。


施工中の状況

足場工事

住宅の塗装工事用足場の施工中

塗装用仮設足場の設置風景です。

増築部を含み入り組んだ形状ですが、足場工事の専門業者さんは安全第一でスムーズに作業を進行中です。

住宅の塗装工事用足場の施工後

増築部を含むとかなり大きな建物なので、午後から応援の足場職人も加わり足場設置工事は1日間で完了しました。

 


高圧洗浄

住宅外壁の高圧洗浄施工中

外壁の高圧洗浄の様子です。

高い洗浄力のあるエンジン式高圧洗浄機を使用し、コケや水アカはもちろん、劣化した旧塗膜まで入念に除去していきます。

ブロック塀の高圧洗浄施工中

今回、ブロック塀の塗装は行いませんが、高圧洗浄の際、コケ・水アカなどの汚染をしっかり洗い流していきます。

高圧洗浄は1日間で終了しました。


シーリング工事

住宅外壁のクラック補修施工中

外壁のクラック補修でシーリング材を充てんしている様子です。

ヘアークラックといわれる、微細なクラックも見逃さずに、すべてシーリング補修していきます。

住宅外壁のシーリング工事完成後

微細なクラックを含めるとかなり多くの補修箇所がありますが、塗装前の補修工事は大事な工程ですので、時間を惜しまず入念に行います。

住宅外壁のクラック補修施工後

シーリン充てん後は速やかにならしていきます。

シーリング材は必要以上につけすぎず、外壁との境がなるべくわからない様に補修しておきます。


ブリード現象について

ブリード現象は、シーリング材に含まれている可塑剤(かそざい)が、塗料と反応して塗膜の表面ににじみ出てくる現象です。

にじみ出た可塑剤は粘着性があり、その上に空気中のちり、ホコリが付着して黒ずんだ汚染となってしまいます。

ブリード現象を起こさないためには、塗装を前提としたノンブリードタイプのシーリング材を使用します。

 

ブリード現象で汚染された住宅外壁

ノンブリードでないシーリング材で施工すると、約1~2年後にはブリード現象による汚染が発生します。塗装工事の際に使用するシーリング材は、必ずノンブリード(NB)タイプを使用します。

ノンブリードタイプのシーリング材

ケレン工事

住宅付帯部小庇のケレン工事施工中

粗目のマジックロンを使って、小庇板金のサビを出来る限り除去していきます。ケレン工事という項目になります。

住宅付帯部細部のケレン工事施工中

マジックロンで作業しにくい狭い箇所は、金ベラを使って隅々までケレン作業を行います。

 


下塗り

住宅付帯部小庇の下塗り塗装施工中

庇の板金部にさび止め塗料を塗布している様子です。使用している塗料は付着性、耐久性ともに良好なエポキシ樹脂塗料です。

住宅木部の下塗り塗装施工中

木部用の下塗り塗料にはさび止め効果がないので、鉄部用のさび止め塗料を使用すると、釘、ビスなどのさび止め効果を得られます。

 


住宅付帯部戸箱の下塗り塗装施工中

戸箱の板金部を車両塗装用のスプレーガンで塗装しています。立地環境や塗装部位の形状によってはローラー塗装を選択します。

住宅付帯部雨戸の下塗り塗装施工後

敷地内で、かなり広い駐車スペースをお借りできたので、ネットで囲いを作ってその中で雨戸を塗装しました。


今回は、鉄部全般に錆の発生が見られたので、下塗りとしてさび止め塗装を行いましたが、錆の発生が見られない場合はシリコン塗料等、仕上げ用の塗料を2度塗りすることで十分な耐久性、美観性を確保できます。

下地調整

旧塗膜が剥離している住宅外壁

外壁の旧塗膜が剥離するほど劣化してる箇所が多くあります。補修前に高圧洗浄で出来る限り除去しておきます。

この部分は、下塗り塗装の前に既存の模様となじむように粘度の高い下地調整材で模様付けを行います。

マスチックローラー

上の画像は、マスチックローラー(砂骨ローラー)です。

このローラーを使用して、フィーラーという下地調整材でゆず肌のような模様を付けることができます。

完全に既存と同じ模様にすることはできませんが、遠目からではほぼ目立たないくらいの模様を付けることができます。


外壁用下地調整材 フィーラー

マスチック塗装で模様をつける際は、粘度の高いフィーラーという下地調整材を使用します。サーフェーサーという名称でも呼ばれますが、用途は同じです。

マスチックローラーで塗装した外壁

マスチックローラーで模様付けすると、上画像の様にゆず肌模様を付けることができます。今回は、この方法で剥離部分と既存の模様を近づけておきます。


下塗り

住宅外壁の下地補修施工後

旧塗膜の剥がれた部分だけを先行して模様付しておきます。

マスチック全面塗装乾燥後に、全面に下塗り塗装を行います。

エポキシ樹脂系のフィーラー

今回外壁の下塗りに使用するのは、エポキシ樹脂系の高耐久下地調整材です。

模様付けに使用したのも同じフィーラーですが、こちらのタイプは粘度が低いのでマスチック塗装には適しません。


住宅外壁の下塗り塗装施工中

外壁の下塗り塗装の様子です。

こちらの建物は、外壁と軒天が同じモルタル下地なので、いずれもフィラーで下塗りしていきます。

住宅外壁の下塗り塗装施工後

外壁全体に下塗りを塗ると、マスチック模様と既存壁の模様はある程度近づきます。画像ではわかりにくいですが、実際には段差を完全に消し切れていません。


中塗り、上塗り

エスケープレミアムシリコン

外壁仕上げに使用するのは、ハイブリッドシリコン塗料の「プレミアムシリコン」です。ラジカル抑制塗料ともいわれ、従来のシリコン塗料に付加価値のついた比較的新しい塗料です。

姉妹品として油性タイプもありますが、下地との相性や近隣への臭気性を考慮して、今回は水性タイプを選択しています。

住宅外壁の中塗り塗装施工中

外壁の中塗り塗装の様子です。

下塗り塗装が完全に乾燥したのち(通常は翌日)の作業工程です。


住宅外壁の上塗り塗装施工中

中塗り塗装が完全に乾燥したのち(通常は翌日)に上塗り塗装を行います。

中塗りと上塗りは同じ塗料を塗り重ねることで、塗膜の厚みを確保し耐久性、美観性の向上を図ります。


付帯部の塗装

2液硬化型のシリコン塗料

外壁以外の付帯部となる雨樋、木部、鉄部には、主剤と硬化剤を混ぜ合わせて使用する2液硬化型塗料を使用します。

今回は戸箱と雨戸のみ、スプレーガンを使用しますが、ローラー塗装でも耐久年数は全く同じです。

住宅付帯部戸箱の中塗り塗装施工中

車両塗装用のスプレーガンで、戸箱板金に中塗り塗装を吹き付けている様子です。

雨戸も同じくスプレーガンを使用します。


住宅付帯部戸箱の上塗り塗装施工中

戸箱板金に上塗り塗装を吹き付けています。

中塗り塗装が完全に乾燥したのち(通常は翌日)に、同じ塗料で上塗り塗装を行い塗膜を確保します。

住宅の雨樋の中塗り塗装施工中

雨樋に中塗り塗装を行っている様子です。

雨樋は製品としての耐久性が高いので、よほど激しく劣化していない場合は2回塗りで問題ありません。


住宅の雨樋の上塗り塗装施工中

1回目の塗装が完全に乾燥したのち(通常は翌日)に、2回目の塗装を行います。

 

住宅の水切り板金の中塗り塗装施工中

外壁下部の水切り板金に、中塗り塗装を行っている様子です。

付帯部の中塗りと上塗りは、外壁が仕上がってから塗装します。


住宅付帯部小庇板金の上塗り塗装施工中

小庇板金に上塗り塗装を行っている様子です。外壁、付帯部とすべて仕上がったら、塗忘れや透けている個所がないか、入念に自主点検を行います。


施工完了


塗装工事完了後の外壁と雨樋

アイボリー系の外壁色に対し、こげ茶系の付帯部色の濃淡が際立っています。

塗装工事完了後の小庇

付帯部は、鉄部、木部、雨樋の色を統一しています。


塗装工事完了後の雨戸

今回スプレー塗装で仕上げた雨戸は、すべての塗装工程が完了してから戸箱内に収めます。

塗装用足場の解体工事施工中

全ての塗装作業が完了後、施主様に仕上がりを確認していただき足場解体の許可をいただきます。

足場解体日は施主様の許可をいただいたのちに日程調整します。


塗装塗り替え工事完了後の戸建て住宅
塗装塗り替え工事が完了した住宅玄関周辺

今回は、外壁にハイブリッドシリコン(ラジカル抑制)塗料を使用し、付帯部には高耐久2液硬化型シリコン塗料を使用しました。

ハイブリッドシリコン塗料と2液型シリコン塗料は、どちらも高耐久・長寿命をお約束できる品質ですので、自信をもって施主様にご提案させていただきました。

建築塗料の最高峰はフッ素樹脂塗料ですが、塗料価格がかなり高額なので施工価格もその分高額になってしまいます。外壁用フッソ塗装の耐久年数20年には及びませんが、シリコン系塗料の耐久年数も約15年と長寿命です。

当店では、コストパフォーマンスに優れるシリコンプラン、シリコンハイブリッド(ラジカル)プランをお勧めしております。

 

今回使用した材料・塗料一覧~製品情報

今回の工事で使用した材料(塗料)の種類と用途をまとめてあります。

製品情報(WEBカタログ)をご覧になる場合は、画像下のリンクボタンからご覧ください。

シーリング材

クラック(ひび割れ)補修に使用。

POSシールマルチ

さび止め塗料

付帯部の下塗りに使用。

錆止め塗料サビカットのカタログ

下地調整材

外壁模様の復元に使用。

水性ソフトサーフSGのカタログ

下地調整材

外壁の下塗りに使用。

サーフエポプレミアムのカタログ

ラジカル塗料

外壁の仕上げ塗りに使用。

エスケープレミアムシリコンのカタログ

シリコン塗料

付帯部の仕上げ塗りに使用。

クリーンマイルドシリコンのカタログ