施工事例-22(三重県津市)

三重県津市内の外壁塗装と、付帯部塗装の作業内容と施工風景を掲載しています。

仮設足場設置から施工完了までの流れを施工中の画像で解説しています。また、ページ下部には今回使用した材料一覧と製品情報ページのリンクを設置してあります。

戸建て住宅の外壁塗装と付帯部塗装

🏠 施工前

戸建て住宅の外壁塗装前の外観

母屋、増築部ともに、前回の外壁塗装から約15年以上経過している状態です。外壁面クラック、数か所の塗膜剥離(浮き)が確認できます。

 

塗装を塗り替える前の外壁

施工前の建物1階西面の状況です。

外壁の色あせ、チョーキングが目立ちます。

🏠 施工後

戸建て住宅の外壁塗装後の外観

外壁は、水性シリコンハイブリッド(ラジカル抑制)塗料、付帯部には2液硬化型のシリコン塗料を使用し、高耐久仕上げとしています。

 

塗装を塗り替えた後の外壁

施主様のご要望で、外壁にはアイボリー系の色調を選択しています。


施工データ

塗料メーカー エスケー化研
使用塗料

エスケープレミアムシリコン

クリーンマイルドシリコン  

塗料名称 超耐候形水性ハイブリッドシリコン樹脂塗料
期待耐用年数  14~16年
施工箇所 外壁、軒天、雨樋、雨戸、木部、他
色調 外壁 SR-111   付帯部 15-20B
参考価格 80万円~85万円

施工前の状況

外壁のクラックと塗膜剥離の様子

外壁のクラックと塗膜剥離が確認できます。建物内への水の侵入が疑われますので塗装工事の緊急性が高いと判断できます。

軒天、木部、鉄部など付帯部の劣化の様子

軒天部のクラック、木部、鉄部など付帯部の劣化も顕著です。


足場工事

外壁塗装用の仮設足場の設置風景

仮設足場の設置風景です。

増築部を含み入り組んだ形状ですが、足場工事の専門業者さんは安全第一でスムーズに作業を進行中です。

外壁塗装用足場の設置完了風景

増築部を含むとかなり大きなお宅なので、午後から応援の足場職人も加わり足場設置は1日間で完了しました。


施工中の状況

外壁塗装工事の高圧洗浄の様子

外壁の高圧洗浄の様子です。

高い洗浄力のあるエンジン式高圧洗浄機を使用し、コケや水アカはもちろん、劣化した旧塗膜まで入念に除去していきます。

ブロック塀の高圧洗浄の様子

今回、ブロック塀の塗装は行いませんが、高圧洗浄の際、コケ・水アカなどの汚染をしっかり洗い流していきます。


外壁のクラックをシーリング補修している様子

外壁のクラックを補修している様子です。

補修材は、塗装後の汚染が起こらないノンブリードタイプの変性シリコンを使用しています。

ノンブリードタイプの変性シリコンの画像

ノンブリードでないシーリング材に塗装すると、1~2年後にシーリング部分が汚染されてしまいます。塗装工事の際に使用するシーリング材は、必ずノンブリード(NB)タイプを使用します。


鉄部の錆をケレン作業で落としている様子

粗目のマジックロンを使って、庇板金のサビを出来る限り除去していきます。ケレン作業という項目になります。

エポキシ樹脂系の錆止め塗料

今回使用する錆止め塗料は、高耐久のエポキシ樹脂系サビカットを使用します。


庇板金部の錆止め塗装の様子

庇の板金部に錆止め塗料を塗布している様子です。

木部にエポキシ樹脂系さび止め塗料を塗布している様子

木部にも鉄部用の錆止め塗料を使用すると、使用されている釘、ビスなどの錆止め効果を得られます。


戸箱の板金部をスプレー塗装している様子

戸箱の板金部を車両塗装用のスプレーガンで塗装しています。立地環境や塗装部位の形状によってはローラー塗装を選択します。

雨戸の錆止め塗装の様子

かなり広い駐車スペースをお借りできたので、ネットで囲いを作ってその中で雨戸を塗装しました。


今回は、鉄部全般にサビの発生が見られたので、下塗りとして錆止め塗装を行いましたが、サビの発生が見られない場合はシリコン塗料等、仕上げ用の塗料を2度塗りすることで十分な耐久性、美観性を確保できます。

外壁旧塗膜の浮きを高圧洗浄で除去した様子

外壁旧塗膜は部分的に浮きが見られるほど劣化しています。高圧洗浄で出来る限り除去しておきます。

この部分は、下塗り塗装の前に既存の模様となじむように模様付けの塗装をを行います。

完全に既存と同じ模様にすることはできませんが、なるべく目立たないようにします。

マスチックローラ(砂骨ローラー)の画像

上の画像は、マスチックローラー(砂骨ローラー)です。

このローラーを使用して、粘度の高いフィラーという下地調整材でゆず肌のような模様を付けることができます。


外壁に模様付けするフィラーの画像

マスチック塗装で模様をつける際は、粘度の高いフィラーという下地調整材を使用します。サーフェーサーという名称でも呼ばれますが、用途は同じです。

マスチックローラー(砂骨ローラー)の施工例

マスチックローラーで模様付けすると、上画像の様に凹凸のある模様を付けることができます。今回は、この方法で剥離部分と既存部の模様を近づけておきます。


旧塗膜の剥離部にマスチックローラーで模様付けした様子

旧塗膜の剥がれた部分だけを先行して模様付しておきます。

マスチック乾燥後に、全体的に下塗り塗装を行います。

エポキシ樹脂系のフィラーの画像

今回外壁の下塗りに使用するのは、エポキシ樹脂系の高耐久下地調整材です。

模様付けと同じフィラーですが、こちらは若干粘度が低く、マスチック塗装には適しません。


外壁の下塗り塗装の様子

外壁の下塗り塗装の様子です。

こちらの建物は、外壁と軒天が同じ下地なので、いずれもフィラーで下塗りしていきます。

マスチック模様と既存壁の境界部分

外壁全体に下塗りを塗ると、マスチック模様と既存壁の模様はある程度近づきます。画像ではわかりにくいですが、実際には段差を完全に消し切れていません。


ハイブリッド(ラジカル抑制)塗料の画像

外壁に使用するのは、ハイブリッドシリコン塗料のプレミアムシリコンです。ラジカル抑制塗料ともいわれ、従来のシリコン塗料に付加価値のついた比較的新しい塗料です。

姉妹品として油性タイプもありますが、近隣への臭気性を考慮して今回は水性タイプを使用します。

外壁塗装の中塗り塗装の様子

外壁の中塗り塗装の様子です。(プレミアムシリコン)

下塗り塗装が完全に乾燥したのち(通常は翌日)の作業工程です。


外壁塗装の上塗り塗装中の様子

中塗り塗装が完全に乾燥したのち(通常は翌日)に上塗り塗装を行います。

中塗りと上塗りは同じ塗料を塗り重ねることで、塗膜の厚みを確保し耐久性、美観性の向上を図ります。


木部、鉄部の付帯部塗装に使用する2液型シリコン塗料

外壁以外の付帯部となる雨樋、木部、鉄部には、主剤と硬化剤を塗布する前に混ぜ合わせて使用する2液型塗料を使用します。

プレミアムシリコンの姉妹品「プレミアムNADシリコン」は1液タイプですが、2液タイプより耐用年数が長く設定されています。

今回は雨戸の吹き付け工程を考慮し、より乾燥の速い2液硬化型を選択しています。

車両用スプレーガンで戸箱に中塗り塗装を塗布している様子

車両塗装用のスプレーガンで、戸箱板金に中塗り塗装を吹き付けている様子です。

雨戸も同じくスプレーガンを使用します。

今回は戸箱と雨戸のみ、スプレーガンを使用しますが、ローラー塗装でも耐用年数は全く同じです。


車両塗装用のスプレーガンで戸箱の上塗りを行っている様子

中塗り塗装が完全に乾燥したのち(通常は翌日)に、同じ塗料で上塗り塗装を行います。

こちらの現場は、広い敷地があり作業スペースとしてお借りできたので、雨戸をすべて取り外してから塗装しました。

雨樋に中塗り塗装を行っている様子

雨樋に中塗り塗装を行っている様子です。

雨樋は製品としての耐久性が高いので、激しく劣化していない場合や、美観性のみを目的とする場合は1回の塗装でも問題ないと思います。


雨樋に2回目の塗装を行っている様子

1回目の塗装が完全に乾燥したのち(通常は翌日)に、2回目の塗装を行います。

こちらの現場では、雨樋の劣化が激しかったので2回塗り塗装を選択しています。

水切り板金に中塗り塗装を行っている様子

外壁下部の水切り板金に、中塗り塗装を行っている様子です。

付帯部の中塗りと上塗りは、外壁が仕上がってから塗装します。


小庇板金に上塗り塗装を行っている様子

小庇板金に上塗り塗装を行っている様子です。外壁、付帯部とすべて仕上げ最終の自主点検を行います。


施工完了


外壁と付帯部の塗装が完了した様子

アイボリー系の外壁色に対し、こげ茶系の付帯部色の濃淡が際立っています。

木部塗装が仕上がった様子

付帯部は、鉄部、木部、雨樋の色を統一しています。


雨戸の上塗り塗装が完了した様子

今回スプレー塗装で仕上げた雨戸は、すべての塗装が完了してから戸箱内に収めます。

仮設足場を解体している様子

全ての塗装作業が完了後、施主様に仕上がりを確認していただき足場解体の許可をいただきます。

足場解体日は施主様の許可をいただいたのちに日程調整します。


外壁塗装の完成画像
建物の玄関周辺の塗装が完了した様子

今回は、外壁にハイブリッドシリコン(ラジカル抑制)塗料を使用し、付帯部には高耐久2液型シリコン塗料を使用しました。

ハイブリッドシリコン塗料と2液型シリコン塗料は、どちらも高耐久・長寿命をお約束できる品質ですので、自信をもって施主様にご提案させていただきました。

建築塗料の最高峰はフッ素樹脂塗料ですが、塗料価格がかなり高額なので施工価格もその分高額になってしまいます。シリコンハイブリッド塗料は、シリコン樹脂塗料とほとんど価格差がなく、耐久性も14年~16年と長寿命です。(外壁用フッソは20年)

当店では、コストパフォーマンスに優れるシリコンプラン、シリコンハイブリッドプランをお勧めしております。

 

今回使用した材料・塗料一覧~製品情報

今回の工事で使用した材料(塗料)の種類と用途をまとめてあります。

製品情報をご覧になる場合は画像下のリンクボタンからご覧ください。

シーリング材

クラック(ひび割れ)補修に使用。

ノンブリード(NB)シーリング材の画像

さび止め塗料

鉄部・木部の下塗りに使用。

錆止め塗料サビカットのカタログの画像

下地調整材

外壁模様の復元に使用。

水性ソフトサーフSGのカタログ画像

下地調整材

外壁の下塗りに使用。

水性SDサーフエポプレミアムのカタログ画像

ラジカル塗料

外壁の仕上げ塗りに使用。

エスケープレミアムシリコンのカタログ画像

シリコン塗料

付帯部の仕上げ塗りに使用。

クリーンマイルドシリコンのカタログ画像